こんなに動きがないのに吹き出して笑っちゃうワードセンスに脱帽!
『セトウツミってどんなマンガ?』
下校から塾の時間までの時間つぶしで川っぺりにきている内海(うつみ)とサッカー部を辞めて時間を持て余している瀬戸(せと)が階段に腰掛けてぐだぐだ喋るマンガ。たまにゲームしたりする。
キャッチフレーズは「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」だそう。
『瀬戸と内海を紹介』
瀬戸小吉(せと しょうきち)
先輩と揉めてサッカー部を辞めたため、時間が余り川にきている。
明るくおしゃべりでクラスでも中心っぽいがあんまりモテない。内海とはクラスが違うものの放課後には毎日のように川で会っている。
基本的に2人の間では話題のきっかけを作ることが多い。かなりアホだがなぜか頭の良い内海と波長が合う。うすらスベることもしばしば。
かっこいいと思って頭をツンツンヘヤーにしているが、内海からはカッコ悪いと思われている。
引用:セトウツミコミックス1巻より
引用:セトウツミコミックス1巻より
内海想(うつみ そう)
学校が終わってから塾にいくまでの間に時間つぶしとして川に来ている。
斜に構えて何事に対しても冷めている。塩顔イケメンでクールな立ち振る舞いと合わさって女の子から結構モテる。インテリジェンスすぎて周りと会話が噛み合わず友達はいないが本人も別に構わないと思っている。しかし瀬戸とはなぜか波長が合い川での時間を大切にしている様子が見て取れる。
ときおり垣間見せる家庭環境の闇で瀬戸をたびたびビビらせる。
基本的に瀬戸にツッコむことが多いが、たまにノリノリでボケてくる。頭が良すぎて一周回って天然みたいになることもある。
引用:セトウツミコミックス1巻より
引用:セトウツミコミックス1巻より
『瀬戸と内海以外のたまに川にくる人を紹介』
田中真二(たなか しんじ)
瀬戸と内海の同級生。2人の対決の審判を担うことの多い左右対称の男。
引用:セトウツミコミックス2巻より
引用:セトウツミコミックス1巻より
ハツ美
瀬戸に想いを寄せる下級生。好きな瀬戸の前ではうまく喋ることができないが、その他には饒舌で年上にもガンガン言う。
実は頭がよく、色々深く考えている。
引用:セトウツミコミックス3巻より
引用:セトウツミコミックス4巻より
樫村一期(かしむら いちご)
引用:セトウツミコミックス2巻より
瀬戸が好きな女の子。ただし樫村さんは内海のことが好き。
一応三角関係だけど瀬戸が相手にされてなさすぎて、また樫村さんも内海に相手にされなさすぎて全然展開していかない。
馬場(ばば)
瀬戸たちの同級生。野球部で頑張っている。親しげに話す間柄なものの、瀬戸にも内海にも顔を覚えられていない。
ちょっとアホみたいな喋り方。
引用:セトウツミコミックス2巻より
蒲生(がもう)
瀬戸たちの同級生。岡山弁が激しい。めちゃくちゃ男らしい。愛称はガッちゃん。
引用:セトウツミコミックス4巻より
鳴山(なるやま)
引用:セトウツミコミックス1巻より
瀬戸たちの先輩。ヤンキーでとにかく怖いジャイアン的存在。瀬戸だけでなく内海も鳴山の前だと細くなってしまう。
バルーンさん
川の近くでよく練習している外国人のバルーンアーティスト。明らかに瀬戸寄り。結構な大人だが高校生の話にシレッと混ざれる胆力を持つ。
引用:セトウツミコミックス4巻より
『こんな人に読んでほしい!』
★漫才とかでもテンポの良いセリフの掛け合いが好きだ
★テンションが低い笑いも好きだ
★ずばり友達が少ない。
『セトウツミのここが!』
★とにかくセリフのセンスが凄い。的確に吹き出させられるツボをついてこられる。「ぐふっ」って感じで笑かさせられる。
★表情とか間(ま)でも笑ってしまう。絶妙な気まずさの演出が神がかっている。
★関西弁のおかげでスッとセリフが入ってくる。TVの影響かも知んないけど、セリフを脳内で再生する時にいい感じ。
『全巻読んでのふんわり感想』
基本的に会話だけで構成されてるマンガなのにワードセンスが良すぎて数ヶ月にいっぺん読み返す度に毎回笑ってしまう。内容は覚えてるのに。1センテンス毎にボケとツッコミがちゃんとしてるから漫才とマンガのハーフみたいな感じなのかね。まあとにかく笑える。
試し読みとかで面白いと思ったら。テイストが変わらないまま面白さがジワジワ上がっていくので、最初の1話目とか1巻目とかでちょっとでも面白いと思った人はそのまま読み進めて問題ないと思う。ぶっちゃけマンガ紹介に全然向いてない作品だと思う。「会話が面白いんよ」っつっても面白さが伝わんないから。なのでタイトルだけ覚えておいて見かけたらとりあえず読んでみてほしい。特定の人は沼るから。
ラストの方は好き嫌いが分かれてるみたいだけど、僕は嫌いじゃないけど別物な感覚がする。最初に読む人は特に何にも考えないで読んで、2週目で細かいところを見返したら良いと思う。
作者が「オッドタクシー」の脚本やってたって最近知ってビックリした。
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